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coffee & paperbacks特別編/立教大学・奥野克巳研究室presents
著者ご本人を囲んでの読書会特別編を企画します。
第2回は芥川賞作家・吉村萬壱さんの『ボラード病』を取り上げます。通常の読書会と同じ形でおこないますが、著者に疑問をぶつけたり、何を意図したのかを尋ねたりも可能です。
ただし、著者が「正解」を知っているとは限りません。吉村さん自身が、一人の読み手となって、新しい「ボラード病」解釈が生まれるかもしれません。
現役の作家から直接自作について尋ねることのできる機会です。奮ってご参加ください。
B県海塚市は、過去の災厄から蘇りつつある復興の町。
皆が心を一つに強く結び合って「海塚讃歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、港の清掃活動に励み、同級生が次々と死んでいく――。
この町に母親と2人で暮らす小学五年生の恭子の視点を通し、淡々とつづられる回想は、やがて歪んだ異世界を浮き彫りにする。
集団心理の歪み、蔓延る同調圧力の不穏さを、小説でしか出来ない方法で描き、読む者を驚愕・震撼させるディストピア小説の傑作。2014年作品。
吉村 萬壱(1961-)
小説家。愛媛県松山市生まれ、大阪府大阪市・枚方市育ち。
2001年、『クチュクチュバーン』で第92回文學界新人賞受賞。2003年、『ハリガネムシ』で第129回芥川龍之介賞受賞。2016年、『臣女』で第22回島清恋愛文学賞受賞。
SFの影響を受けた、退廃的かつ破壊的な作風を特徴とする。漫画家のTHE SEIJIは双子の弟。
他の作品に、『ヤイトスエッド』『独居45』『虚ろまんてぃっく』
『回遊人』など。エッセイ集に、『生きていくうえで、かけがえのないこと』『うつぼのひとりごと』
がある。
定員に達しましたので募集を停止しました。
キャンセルが出た場合にまた告知いたします。
※定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。
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