coffee &
paperbacks

a little time for reading and chatting with a cup of coffee

coffee & paperbacks は、同じ小説を読んできてあれこれおしゃべりをする、誰でも参加歓迎ののんびりとした読書会です。

Next Book

読書会特別編!

読書会と小説にまつわる料理の食事会を開催します。

TITLE
別れを告げない (白水社)
AUTHOR
ハン・ガン 斎藤真理子 訳
DATE
2025年7月26日(土)14:00-20:30頃
PROGRAM
第一部 読書会14:00~17:30
第二部 食事会18:00~20:30頃
PLACE
横浜・白楽駅(東急東横線)近くにオープン予定の「書店(など)bookpond」さん
横浜市神奈川区白楽103 松尾白楽第二ビル2階
X(twitter)  instagram
FEE
会場での 2ドリンク注文制
+食事会参加費6,000円(飲み放題付き)
NOTE
・今回は会場・形式ともに通常と異なり、2部構成の特別プログラムで実施します。
・第一部は新しくオープンするブックカフェでの読書会(進め方自体はいつも通りです)。
・第二部の食事会では、近所の韓国料理店さんにご協力いただき、本書に登場する料理を特別にご用意いただきます。物語を「味わいながら」語り合いましょう。
読書と食を通して作品世界に近づく特別な会にぜひご参加ください。
今回は、読書会のみのご参加はできません。

※満員につき参加申し込みを締め切らせていただきました

about the book

作家のキョンハは、虐殺に関する小説を執筆中に、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、短編映画の制作を約束した。
済州島出身のインソンは10代の頃、毎晩悪夢にうなされる母の姿に憎しみを募らせたが、済州島4・3事件を生き延びた事実を母から聞き、憎しみは消えていった。後にインソンは島を出て働くが、認知症が進む母の介護のため島に戻り、看病の末に看取った。キョンハと映画制作の約束をしたのは葬儀の時だ。それから4年が過ぎても制作は進まず、私生活では家族や職を失い、遺書も書いていたキョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。病院で激痛に耐えて治療を受けていたインソンはキョンハに、済州島の家に行って鳥を助けてと頼む。大雪の中、辿りついた家に幻のように現れたインソン。キョンハは彼女が4年間ここで何をしていたかを知る。インソンの母が命ある限り追い求めた真実への情熱も……
いま生きる力を取り戻そうとする女性同士が、歴史に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来へつなぐ再生の物語。フランスのメディシス賞、エミール・ギメ アジア文学賞受賞作。

about the author

ハン・ガン(Han Kang 한강, 1970-)

韓国・光州生まれ。延世大学国文学科卒業。2005年、三つの中篇小説をまとめた『菜食主義者』で韓国最高峰の文学賞である李箱文学賞を受賞、同作で16年にアジア人初の国際ブッカー賞を受賞。17年、『少年が来る』でイタリアのマラパルテ賞を受賞、23年、『別れを告げない』(本書)でフランスのメディシス賞(外国小説部門)を韓国人として初めて受賞し、24年にフランスのエミール・ギメ・アジア文学賞を受賞した。本書は世界22か国で翻訳刊行が決定している。他の邦訳作品に、『ギリシャ語の時間』『すべての、白いものたちの』『回復する人間』『そっと 静かに』『引き出しに夕方をしまっておいた』がある。

from the facilitator

ノーベル賞を取ったハン・ガンさんの作品を読んでみたいけど、きっかけがない方、しんとして美しいこの物語を一緒に読みましょう。

本の紹介コーナー

読書会終了後の二次会では、料理とお酒をたのしみながらアフタートークの予定です。毎回盛り上がるこちらも奮ってご参加ください!
その中で「本の紹介コーナー」を設けたいと思っています。
二次会にご参加される方は、最近読んだ本やおすすめの本を一冊お持ちください。これも存分に語ってください。