TITLE | めぐらし屋(新潮文庫) |
---|---|
AUTHOR | 堀江敏幸 |
DATE | 2017年6月4日(日)14:00-17:30 |
PLACE | 池袋 |
FEE | 1000円 |
NOTE | 終了後に「四季海岸」にて二次会を開催しました。 |
長く疎遠だった父、その遺品の整理中に見つけた大学ノートには、表紙に大きく「めぐらし屋」と書かれていた。困惑する娘の蕗子さんに、折も折、当のめぐらし屋を依頼する見知らぬ客からの電話が舞い込む。そして、父の独居暮らしに淡い輪郭が与えられるたび、蕗子さんの遠い記憶は小さくさざめくのだった。地方都市を舞台に、温かで端正な筆致で描く、飾りない人びとの日常光景。2007年作品。
堀江敏幸(1964年 - )
岐阜県多治見市生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業。東大大学院フランス文学専攻博士課程単位取得退学。その間にパリ第3大学博士課程留学。
1994年より、フランス留学経験を随筆風に綴った『郊外へ』を白水社の雑誌『ふらんす』に連載。1995年に単行本化されデビュー。 2001年、『熊の敷石』で芥川賞受賞。『おぱらばん』『いつか王子駅で』『なずな』『その姿の消し方』など作品多数。フランス文学の翻訳も手がける。
マルケス、クッツェーと海外文学が続いたので、今回は日本の文学、それも現役作家のものを読みたくなりました。
【今回選ばれなかった候補作品】
編集中です