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NUMBER
30
TITLE 浮世の画家(ハヤカワepi文庫)
AUTHOR カズオ・イシグロ
DATE 2018年1月21日(日)14:00-17:30
PLACE 池袋
FEE 1000円
NOTE 読書会の最後に福引大会を、終了後に二次会を開催しました。

about the book

戦時中、日本精神を鼓舞する作風で名をなした画家の小野。多くの弟子に囲まれ、大いに尊敬を集める地位にあったが、終戦を迎えたとたん周囲の目は冷たくなった。弟子や義理の息子から非難され、末娘の縁談は進まない。小野は引退し、屋敷に篭りがちになる。自分の画業のせいなのか。老画家は過去を回想しながら、みずからが貫いてきた信念と新しい価値観のはざまに揺れる。
ウィットブレッド賞に輝く著者の出世作。

about the author

カズオ・イシグロ(1954-)
1954年11月8日長崎生まれ。1960年、5歳のとき、家族と共に渡英。以降、日本とイギリスの2つの文化を背景にして育つ。ケント大学で英文学を、イースト・アングリア大学大学院で創作を学ぶ。本書『遠い山なみの光』で長篇デビューし、1982年の王立文学協会賞を受賞した。長篇第二作『浮世の画家』でウィットブレッド賞を、1989年には『日の名残り』でブッカー賞を受賞した。1995年の第四作『充たされざる者』につづき、五年ぶりに発表した『わたしたちが孤児だったころ』は、英米でひじょうに高く評価され、発売以来たちまちベストセラーとなった

from the facilitator

前回の『遠い山なみの光』があまりにも素晴らしかったので、カズオ特集です。

【今回選ばれなかった候補作品】

読書会を終えて

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